予讃線伊予西条駅～今治駅間開通100周年記念事業を開催しました

令和６年２月11日（日）に、「予讃線伊予西条駅～今治駅間開通100周年記念事業」を開催しました。

当日はＪＲ四国が主催で記念式典を開催し、100周年の節目を盛大に祝うとともに、今治市合併20周年記念事業の一環として、ともに周年事業を迎えたＪＲ四国と今治市が協力し、伊予桜井駅と菊間駅の間で記念列車を運行したほか、途中の今治駅、菊間駅、伊予桜井駅周辺で、鉄道や地域が持つ魅力を体験できるイベントを開催しました。

記念式典では、ＪＲ四国の西牧世博社長から徳永繁樹今治市長と玉井敏久西条市長に、開通100周年記念事業の一環で作成した記念乗車券が贈呈されました。
またサッカーＪ３のＦＣ今治から今治駅に、ＦＣ今治のロゴ入り駅名標の贈呈が行われました。

式典の最後には、記念列車の出発式も行われ、多くの人がカメラを片手に、記念列車の出発を見送りました。

記念列車には事前申込で当選した親子71組が乗車し、普段は乗ることができない鉄道ホビートレインでの旅を楽しみました。

当日は伊予桜井駅から菊間駅の間を２往復しましたが、沿線や途中の停車駅には多くの人が詰めかけました。

菊間駅では、地元の菊間・亀岡保育所の年長園児による記念列車のお出迎え、お見送りも行われました。

今治駅では、鉄道少年団によるプラレールで遊べるイベントのほか、ミニトレインの乗車体験、鈍川温泉の足湯体験が行われました。駅前広場にはキッチンカーの出店もあり、多くの人で賑わいました。

今治駅には合併20周年記念大使の「バリィさん」も駆けつけ、合併20周年記念事業のＰＲを行いました。
途中にはＪＲ四国のイメージキャラクター「すまいるえきちゃん」の参加もあり、会場は大いに盛り上がりました。

菊間駅周辺では、愛媛県無形民俗文化財の指定を受けた「お供馬の走り込み」に参加している馬に乗ることができる乗馬体験会や、おでかけ児童館による鉄道に関係した工作体験、フィンランド発祥で誰もが楽しめるモルックの体験コーナーがあり、こちらも多くの人で賑わいました。

かわら館ではＮゲージ鉄道模型の展示・体験コーナーや、瓦粘土を使った手形の制作体験が行われました。

伊予桜井駅では、地元の今治東中等教育学校の生徒が桜井地域の地域資源を調査し、ＪＲ四国の旅行商品「四国家のお宝」として企画したツアー「桜井漆器ができた理由～桜井商人の心意気～」が行われました。
ツアーでは、生徒自らがガイドを務め、大正・昭和の時代の建物が残る桜井の街を歩きながら、地域の紹介を行いました。
途中からは徳永繁樹市長の参加もあり、市長自らツアーガイドを務める場面もありました。