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「今治みらい発掘プロジェクト12」今治①地域のフィールドワークを開催しました

令和6年4月6日(土)に、今治①地域のフィールドワークを開催しました。

本日のスケジュールはこちら。
様々な歴史を感じられるフィールドワークになりそうですね。

今回から行われるフィールドワークには、歴史のサポーターである横田圭佑さんと食のサポーターである三上奈緒さんが一緒に参加してくださいます。

まずは志島ヶ原の散策です。澄んだ空気と見事な松林が、清々しい朝を感じさせてくれます。
ここにある松はほとんどが黒松で、理論上は幻のキノコと言われるほど珍しい『松露』しょうろがあるはず…ということなので訪れた方は探してみるといいかもしれません。

松林を散策しながら桜井海岸へ。
ここでは今治東中等教育学校の生徒さんから、歴史的景観「白砂青松」の桜井海岸がなぜできたのかという説明がありました。時折隊員やスタッフへ向けてクイズが出題され、全員で頭を使う楽しいひと時を過ごすことができました。

ここで朝ごはんです。鯛めしおむすびとお茶やホットコーヒーをいただきます。

この時間を利用して、隊員の鳥井さんから「今治を”愛の聖地”にしよう」という熱いプレゼンが行われました。

『永遠の愛を形に』この企画は同じく隊員であり、高校生の笠原さんが提案してくれたとのこと。
鳥井さんの「今治を愛の聖地にしよう」という企画、ぜひ実現したいですね。

朝食を食べ終わったら綱敷天満神社へ移動し、そこで宮司の菅さんからお話を伺います。
私達が知らなかった綱敷天満神社の歴史に触れ、色々な発見ができた貴重な時間を過ごすことができました。

ちなみに植えられている松の木は2,000本を超えていて、時々キツツキが木に穴を開けている音が聞こえることもあるそうですよ。

ここからは3人の今治東中等教育学校の生徒さんに案内してもらい、漆器店を巡りながら桜井の街を歩きます。

漆器店の外観やその造り、どうしてそう呼ばれているのかなど私達の知らない情報がたくさんありました。
特に「japan」は漆器、「china」は陶器と訳すことができると聞いたときは、参加者から感嘆の声が上がっていました。
(頭文字が大文字か小文字かで変わるそうです。※「Japan」は日本、「China」は中国という意味になります。)

漆器店巡りの最終目的地である月原漆器店さんでは、3代目の月原淑雄さんから貴重なお話や資料をたくさん見せていただきました。
漆を乾燥させるための装置を動かしてもらったときは、なかなか見ることが出来ない貴重な瞬間に「これは良いものを見せてらった!」と喜んでいる隊員がいました。

街歩きもそろそろ終盤。一福百果・清光堂さんで「椀舟最中」を購入し、お店の方から「椀舟最中」の歴史を教えていただきました。
街歩きで少しお腹が空いたのでその場でいただくことに。紫蘇の味がしっかりとした最中でとても美味しかったです。
ここで街歩きは終了です。次の目的地の「伊予国分尼寺塔跡」に向かいます。

伊予国分尼寺塔跡では、4人の今治東中等教育学校の生徒さんから「理論上、ここにはかつて五重の塔が建っていた」という説明を聞きました。
詳しい文献が残されておらず、謎が多い場所とのことで隊員からは「何でそんな塔がここにあったんだろう?」と疑問の声が上がっていました。

次の目的地である「法華寺」では、住職の龍田雅文さんからお話を伺います。
資料を見ながら色々なエピソードをわかりやすく教えてくださいました。
普段見ることのない厳かで神聖な場所を見ることができるのも、このフィールドワークの醍醐味ですね。

法華寺から移動して、次の目的地である「国分寺」へ。歴史のサポーター横田さんから「伊予国からの中心地・今治」というテーマでお話していただきました。
国分寺と国分尼寺がなぜ色々なところに建っているのか、それに関係する行基がどんな人物なのか、そこで起こったエピソードなど…どれもわかりやすく、まるで楽しい授業を聞いているようでした。
今治東中等教育学校の皆さんとはここでお別れです。早朝から桜井の街案内や貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

丁度いい時間となったところで、お楽しみのお昼ご飯です。
本日はファミリーパーク志満さんで昼食をいただきます。
ここまで一緒に行動して打ち解けたのか、どの席でもスタッフと隊員が会話を弾ませながら食事を楽しんでいました。

食のサポーター三上さんは、隊員と談笑しながら地域の食にまつわる情報を収集しています。

お腹を満たしたら、本日の最終目的地である「伊予桜井漆器会館」へ。
ここでは館長である鳥井さんが桜井漆器を紹介してくださいます。
早朝、桜井海岸で「今治を”愛の聖地”にしよう」と熱いプレゼンをしてくださった鳥井さん。
「桜井漆器は値段が高いイメージを持たれていますが、価格帯や種類が豊富にあるので決してそういうわけではありません。これを機にもっと身近に感じて手に取ってもらいたいです。」と今度は熱く「桜井漆器」について語ってくれました。

館内を見学させていただいていると、鳥井さんから参加者全員に「橋渡し」ということで「お箸」がプレゼントされました。
美しいお箸をありがとうございます!大切に使わせていただきます。
本日のツアーはこれで終了です。最後に桜井公民館集会所にて1日の振り返りを行います。

隊員それぞれが撮影した「いいと思った瞬間」を写真にしてコメントやイラストを添え、1日を振り返りました。
「この写真は誰が撮ったの?」「これはこうしよう」など隊員だけでなくスタッフを交えて、笑いながら楽しく進めることが出来ました。

ツアー中に「誕生日を迎えた」と話していた笠原さんへ、サプライズとして一福百果・清光堂さんの苺大福がプレゼントされました。
せっかくなので苺大福を手にみんなで記念撮影です。お誕生日おめでとうございます!

振り返りが終わり、本日のフィールドワークは終了です。
恒例の「むすぼう、今治!」の掛け声でパシャリ。
今日のフィールドワークが楽しかったことが伝わる、とても良い写真となりました。

次に行われるワークショップは令和6年6月8日(土)です。
次回までに「地域の産品で作るおすすめのおむすびの具材を考えよう」という宿題が出されていますので、今回参加されていない隊員の方もぜひ考えてみてください。
しばらく時間が開きますが、楽しみにお待ちください。

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