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「今治みらい発掘プロジェクト12」今治④地域のフィールドワークを開催しました

令和6年4月14日(日)に、今治④地域のフィールドワークを開催しました。

本日のスケジュールはこちら。
今治市にとって身近な「海」に関連する場所を巡ることで、新たな魅力を発見することができそうです。

今回のフィールドワークから参加される方もいらっしゃるので、まずは全員で自己紹介をします。
初対面でもすぐに打ち解けることができるのが、このフィールドワークの醍醐味です。
今日1日一緒に回るメンバーと挨拶ができたところで、最初の目的地である「来島海峡海上交通センター」へ向かいます。

ここでは整備課長の木下きしたさんと、第二次長の前さんからお話を伺います。
スライドショーや動画で、潮の流れや船の動きをわかりやすく教えてくださいました。
「来島海峡航路は夕方から深夜にかけて船の往来が増加する」と話されたときは、隊員やスタッフから驚きの声が上がっていました。

次は施設の見学です。
管制室の様子を窓越しに見ながら、レーダーなどの説明を聞きました。
「この施設が静かな方が、来島海峡が平和だという証拠なので「あそこは何をしているんだろう?」と思われる方がいいです。」と話されているのが印象的でした。

外には巨大な電光表示盤が。
この巨大な電光表示盤に潮流信号を表示し、来島海峡を航行する船舶に潮流の向きや速さなどの情報を提供しているとのことです。

見学を終えると、全員に記念品を手渡してくださいました。
来島海峡海上交通センターから次の目的地である「来島」へ向かうため、波止浜港へ移動します。
お二人とも見送りまでしてくださって、ありがとうございました。

波止浜港からチャーター船に乗り、来島へ向けて出港です。
船から見る景色は最高ですね。

来島に到着したら、目指すは来島城跡です。途中道に迷いながら、落ち葉を踏み締めて山頂を目指します。

桜と絶景が広がる場所に「来島城本丸跡」はありました。
ここで歴史のサポーター横田さんから「戦国最強の海賊!来島村上家の本拠地」というテーマでお話ししていただきます。
あの有名な村上海賊は「来島村上家」から別れた3家のうちの一つで、この場所は島全体が要塞となっていたそうです。

来島を少し散策した後再び船に乗り、次は今治港へ。
船長さんが「ここから見える階段は、海賊たちが船から上陸するために使っていたと考えられているもので、満潮時には海に沈んでしまう」と説明されていました。
その後、海面が渦を巻く様子も見せてくださいました。

最初に訪れた「来島海峡海上交通センター」は、海から見るとこのように見えます。
これだけ離れていてもはっきりと電光表示盤の数字が見えますね。

予定通り今治港に到着です。本日のお昼ご飯は「せとうちみなとマルシェ」でいただきます。
マルシェに出店のため参加できなかった隊員が作ったたこ焼きを食べたり、じゃこ天を食べたりと思い思いに過ごしていました。
お腹を満たしたところで、次の目的地である「今治城」へ向かいます。

ここではボランティアガイドの白石さんの説明を聞きながら天守閣まで登ります。
今治城が建っている場所や石垣についてなど、面白おかしくガイドしてくださいました。
ガイドの途中、白石さんが年齢を教えてくださいましたが全員が驚いていました。気になる方はぜひ会いに行ってみてくださいね。

天守閣では「今治城ARアプリ」を使って、当時と今の街並みを見比べている隊員がいました。
ちなみに「今治」という地名は、今治城を建てた藤堂高虎が「今からこの地を治める」と言ったことからなのだそう。

見学も終わり帰る途中、せっかくなので藤堂高虎公の銅像の前で記念撮影を行い「今治城散策」は終了です。ここからは市役所まで今治の街歩きをします。

市役所までの道中、時折森さんが解説を交えながら案内をしてくださいました。
厩舎として使われていた建物やレンガ積みの塀の話など、普通に通るだけでは見逃しがちなものが目白押しでした。

森さんが話してくださった内容は商店街に貼ってあるこのチラシからも確認することができます。
Googleマップと連携させてあるので、あちこち巡ってみてはいかがでしょうか。

話を聞きながら歩いていると、あっという間に本日の最終目的地である「今治市役所」に到着しました。
ここでは災害対策本部室の見学をさせていただきます。

お話を伺うのは、防災危機管理課の玉井さんと菊川さんです。

災害対策本部室がどういった場所なのか、災害発生時にはどのような動きをするのかなど、資料を見ながらわかりやすく教えてくださいました。

その後は防災行政無線の操作や、室内の配置等どこにどのような役割を持つ人が座るのかなどの説明をしていただきました。
現在は異動があったこともあり、防災危機管理課の方は一週間に一回機器の操作訓練を行っているとのことです。

最後に、正しい情報の集め方を教わりましたので少しだけ紹介します。
気象庁のホームページでは、今治市だけでなく様々な場所の災害情報が見られるようになっていますが、今治市に特化したものとしては「今治市防災情報ポータル」があります。
「ここでは今治市で災害に関して何が起こっているのかを知ることができるほか、ハザードマップの確認も行うことができるので、非常時に正しい情報を得るためにも知っておいてください。」と熱く語られていました。

本日の振り返りは「災害対策本部室」で行います。
今治城と関係が深いとされる「鶏卵饅頭」をつまみながら、気に入った瞬間を写真にしていきます。

みんなでイラストやコメントなどを書き込み素敵な記録の完成です。
今日1日何があったのか、どんなことをしたのかがわかる記録は見ているだけで楽しくなります。

最後に、恒例の「むすぼう、今治!」の掛け声で締めくくりです。
暑い中山に登ったり街を歩いたりと疲れもあると思いますが、皆さんいい笑顔で写真に写っています。

次に行われるワークショップは令和6年6月8日(土)です。
次回までに「地域の産品で作るおすすめのおむすびの具材を考えよう」という宿題が出されていますので、今回参加していない隊員の方もぜひ考えてみてください。
しばらく時間が開きますが、楽しみにお待ちください。

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