お知らせ
INFORMATION

「今治みらい発掘プロジェクト12」伯方地域のフィールドワークを開催しました

令和6年5月12日(日)に、伯方地域のフィールドワークを開催しました。

本日のスケジュールはこちら。
唯一1地域のみでフィールドワークを行うので、地域に特化した魅力をたくさん発見することができそうです。

まずは伯方開発総合センターに集合し、コーヒーを飲みながら雑談タイムです。
そこに隊長の馬越さんが「伯方の塩」の塩飴を差し入れで持ってきてくださいました。
ありがとうございます!

今回のフィールドワークには、食のサポーター三上奈緒さん、歴史のサポーター佐藤真一郎さん、街づくりアドバイザーの花井裕一郎さんが一緒に参加してくださいます。

全員が集まったところで、伯方ビーチを眺めながら「ドルフィンファームしまなみ」に向かいます。
ここには2頭のイルカ「さんご」と「つばき」が飼育されていて、かまってちゃんな「さんご」は隊員に向かってキュイキュイと鳴いてアピール。
その様子がとても愛らしく、皆さん「さんご」にメロメロで釘付けになっていました。

愛らしいイルカに癒されていると、急遽「ドルフィンファームしまなみ」の代表牧野さんからお話を聞かせていただけることになりました。
「ドルフィンファームしまなみ」ではイルカと触れ合えるほか、キャンプもできるそうです。

敷地内にあるヨットは宿泊施設だそうで、それを聞いた隊員からは驚きの声が上がっていました。

お話を聞いていると、ちょうど時間になったのかスタッフの方が餌を持って登場。
イルカの体温を測る様子や、トレーニングしているところを見せて下さいました。
なかなかここまでの至近距離で見る機会もないので新鮮です。
貴重な体験をさせていただいたら、次は「レジェンドグラウンドゴルフ」へ向かいます。

ここでは代表の中野さんからお話を伺います。
元々耕作放棄地だった場所を開拓して作られたこのゴルフ場は、猪被害の減少だけでなく地元の人の憩いの場としても一役買っているのだそうです。

「全コースを回ると2時間くらいかかり、大体5,000歩程歩くことになるので健康にもいいですよ」と話して下さいました。
近くにはツリーハウスやジップラインなどもあるので、広い年代で楽しめそうです。

場所を移動して、次にやってきたのは「開山公園」です。
展望台に上がると、しまなみの雄大な景色を一望することができます。
しかし本日はあいにくの空模様。また晴れた日に訪れたい場所となりました。

そのまま散策を続けていると、雨に濡れている大きな滑り台を発見。
こんな状態でも活発な子どもには関係ないのか、お尻を濡らしながら元気に滑りおりていました。
「濡れたー!」と明るく言いながら隊員にお尻を見せるその様子が微笑ましく、皆さん笑顔が溢れていました。

次に訪れたのは「鎮守の杜」です。
ここは「子どもたちの居場所」として旧北浦保育所を改装して作られたのだそう。
「放課後、小学生を学校まで迎えに行って一緒に遊び、夜ご飯を食べさせてから家まで送る」という地域に密着した活動をされているとのことで、隊員からは感心の声が上がっていました。

カフェや遊び場所など、所々に保育所の面影が残る「鎮守の杜」。天井いっぱいに描かれた子どもたちの絵を見た隊員からは「これはいいアイデアですね!」と感動した様子が見られました。

鎮守の杜を見学し終わったら、次は「みなとや」に移動し昼食をいただきます。
地元の新鮮な魚のお刺身に皆さん感激している様子。
お腹を満たしたら、次は「伯方ふるさと歴史公園」に向かいます。

「伯方ふるさと歴史公園」には岩ヶ峯古墳があり、ここで歴史のサポーター佐藤さんから「製塩土器の完全形で出土が塩づくりの島を証明!」というテーマでお話をしていただきます。
伯方地域は全国でも「塩」で有名ですが、古来から塩を作っていたことを裏付ける完全形の製塩土器が出土したことでも注目を集めたそうです。

ちなみにこの古墳は元々この場所にあったのではなく、崖崩れで崩落しそうになったことから移設されて現在の場所になったのだそう。

ここで急遽予定にはなかった「木浦城」を復元したという建物の中を見せていただけることに。
岩ヶ峯古墳から出土した土器を目の当たりにしたり、展望デッキからの景色を眺めたりと、ここでしか体験できない伯方島を堪能しました。
次は有津の海岸線散策です。

そこはとても綺麗な砂浜と海があり、波の音がとても心地よく癒される場所でした。
この海岸線を散策しながら、次は「船折瀬戸展望台」に向かいます。

展望台には「船折瀬戸最強時刻」という潮汐表があり、この時刻表から川のように流れる早い潮をいつ見ることができるのかがわかります。
しばらく海を眺めていると突然大きな汽笛が響き渡り、こちらに近づいてくる船の姿が。
皆さん汽笛にとても驚いていましたが、目の前を横切る時には大きく手を振って見送っていました。
そこから再びジャンボタクシーに乗り込み、次は「マリンオアシスはかた」へ向かいます。

まずは店内を自由に見学。「伯方の塩」で有名な地域だけあって、塩の種類が充実しています。

しばらく見学してから外に出ると、今回の目的である隊員の村上さんおすすめ「フライドポテト」が登場。
村上さん曰く「その美味しさは食べたらわかる」のだとか。

みんなで食べていると「ソフトクリームにつけて食べても美味しいよね」という会話が聞こえてきたので、せっかくならとその食べ方も試してみることに。

「甘い×しょっぱい」と「冷たい×熱い」の組み合わせがなんとも美味しく、皆さん満足そうに完食していました。
次はフィールドワーク中に話題に上がった「みかん、ときどきお菓子。」というお菓子屋さんへ。

突然の訪問にも関わらず、快くお店についてお話ししてくださるオーナーの福田さん。
「実家のみかん畑を廃れさせたくない」という思いから25年ぶりにUターンし、畑作業を手伝いながら規格外の柑橘を有効活用するためこのお店をオープンしたのだとか。
店名はみかん農家を手伝いながら、週末のみお菓子屋を営業しているのが由来とのこと。

「島に来てもらいたい」という思いから通販はしておらず、お菓子はここでしか買えないのだそう。
せっかくなので振り返りの時にいただくお菓子を購入させていただきました。
後のお楽しみができたところで、本日の最終目的地「伯方plus+」に向かいます。

ここは伯方島や大島で採れたフルーツをジャムにして販売しているほか、2階部分がゲストハウスになっている施設なのだそうです。
オーナーはサイクリングで訪れた際に伯方島が気に入って移住し、柑橘を作っていた経験から地元で採れたものを利用してジャムを作るようになったとのことでした。

ソフトクリームを購入した隊員とスタッフ。
伯方島のフルーツを使ったシロップとの相性は抜群なようで、美味しそうに食べていました。

最後は「伯方開発総合センター」にて、本日の振り返りを行います。
コーヒーとお菓子を楽しみながら写真を選び、出力されたものをみんなで並べていきます。

全ての写真が出力されるのを待つ間、他地域のフィールドワークの記録を見て会話を弾ませています。
記録があることで、実際に参加していなくてもその面白さが伝わるのがいいですね。

並べ終わったあとは、情報を書き込んだりイラストを描いたりして完成です。
みっちりと伯方島の魅力が詰め込まれた、素敵な記録が出来上がりました。

最後にその記録を持ってみんなで記念撮影です。
雨の中の移動で大変だったと思いますが、皆さん晴れやかないい笑顔で締めくくることができました。

記念撮影後、なんと隊長の馬越さんから全員に「伯方の塩」と「塩とお芋のクッキー」をお土産としていただきました。
伯方ならではの贈り物をありがとうございます。

次に行われるワークショップは令和6年7月6日(土)です。
次回までに「地域の産品で作るおすすめのおむすびの具材を考えよう」という宿題が出されていますので、今回参加していない隊員の方々もぜひ考えてみてください。
しばらく時間が開きますが、楽しみにお待ちください。

お知らせ一覧へ