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「今治みらい発掘プロジェクト12」今治①、②、③、④地域の第3回みらい会議を開催しました

令和6年6月8日(土)に今治①、②、③、④地域の第3回みらい会議を開催しました。

午前6時半の愛媛県漁業協同組合桜井支所。本日はまず始めに、こちらで行われる市内で唯一の競りを見学させていただきます。
今治①から④地域の隊員と4月から「今治みらい発掘プロジェクト12」に参加していただいているFC今治高等学校里山校の生徒など、総勢約60名という大所帯で見守る中いよいよ競りの開始です。

新鮮な魚やイカ、タコなどがトレーに乗せられ、それを購入したい人が符牒ふちょうで金額を提示し競り落としていきます。
その速さはとても速く、いつ金額を提示しているのかと疑問に思うほどでした。

徳永市長も一緒に見学です。
隊員とコミュニケーションをとりながら談笑されています。

競りが終わったところで、委員長の徳永さんからお話を伺います。
市内ではここでしかこのような競りを行なっていないことから、未来に残していきたいと考えているそうです。
「このあと朝食に茹でたエビや鯛めしのおむすびをたくさん用意しているので、お腹いっぱい地元の魚介を味わって下さい」と話されました。

徳永さんのお話の後は質問タイムです。
符牒ふちょうの見方や1日の平均的な売上、漁師や魚の漁獲量についてなど、隊員からの素朴な質問に職員の日浅さんがわかりやすく答えてくださいました。
ちなみに本日一番高く売れた魚ははもだったのだとか。
日浅さんは最後に「1人でも2人でもいいから漁業に興味を持って欲しい」と語られていました。

その後場所を移して朝食をいただきます。
机の上には愛媛県漁業協同組合桜井支所のご好意で、早朝から準備してくださったたくさんの鯛めしのおむすびや茹でエビ、お味噌汁が並べられていました。

朝食の前に徳永市長は、この合併20周年記念事業について「20年後の今治に何を残していきたいのか、そのために自分に何ができるのかを自分事として考えてもらうことが目的なので、ぜひこの貴重な体験を活かして欲しい」と隊員にお話しされました。

市長のお話のあとは、いよいよこのフィールドワーク一番の楽しみである地域の食材を使った朝食を頂きます。
どの料理もとても美味しく、皆さん一様に笑顔です。

市長にエビの剥き方を教えてもらうという、とてもレアな体験をする隊員たち。会場内は終始とても楽しそうな雰囲気に包まれていました。
美味しいご飯でお腹を満たしたら、桜井公民館集会所に移動していよいよ第3回みらい会議のスタートです。

今回の会議では、地域の魅力を写した写真につけるキャッチコピーを考えることがメインです。
そこで素敵なキャッチコピーをつけるため、コピーライターの酒井和也さんと森橋夏子さんがサポーターとして参加してくださいました。

まず最初に各地域で実施したフィールドワークの記録をみんなで見ていきます。
皆さん思い思いの感想を言いながら楽しんでいるようです。

各地域の記録を見てフィールドワークの情報を共有できたところで、事前に送っていただいた写真につけるキャッチコピーを考えていきます。
すぐに思い付いた人、全く思い付かないと頭を悩ませる人、たくさんの候補を思いついた人など、皆さん様々です。

個人で考えたら、ここからは各グループで共有する時間です。
何も思い付いていなかった人も写真を撮った時の思いや、そこで感じたことなどをグループで話していくうちに、素敵なキャッチコピーができていました。

グループ内で共有できたら、次は全体での発表です。
モニターに写真をランダムに表示し、そのキャッチコピーを考えた人が発表を行います。
ダジャレのきいたキャッチコピーでは「あー…」という声が、上手なキャッチコピーでは「おぉ~」という声が上がり、その反応の違いがとても面白かったです。

キャッチコピーの発表が終わったら、次は「地域のおむすびの具材」を考えるワークショップです。
まずはそれぞれが自分の住む地域の特徴を活かせるような具材を考え、紙に書き出していきます。

次にそれらの具材や味付けについてグループで話し合い、まとまった意見を発表します。
地域の産品をふんだんに使ったものや美味しそうだと思う組み合わせを詰め込んだものなど、様々な提案がありました。

【余談】
今治①の桜井、国分地域の隊員からは「綱敷天満神社」にあやかって、受験生にも食べてもらおうと三角形ではなく五角形(合格)のおむすびの提案がありました。
地域ならではの発想で面白いですね。

すべての発表が終わったら、本日の会議は終了です。
元気に恒例の掛け声で締めくくりました。
皆さん早朝から集まってくださってありがとうございました。

次の第4回みらい会議は令和6年8月24日(土)開催です。
ここでは今回隊員の皆さんが作ったポスターの実物がお披露目されるほか、地域の少し先の未来を考える活動が行われます。
次回のレポートまで、またしばらく間が開きますが楽しみにお待ちください。

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